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【タシケント】意外とプロフェッショナル!?ウズベキスタンの散髪完全ガイド!

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アッサローム・アライクン、YUJI(@wish_yama)です。

海外で散髪するときにあなたならどうしますか?

 

「現地にバリカンを持って行って自分でカットする」 というひともいるかと思います。

 

ですがわたしはできれば”現地の理髪店”を利用して欲しいと思っています。セルフカットは自分の思い通りに近くなるし、確かに楽なのですが、せっかくの海外生活ですから現地の風土を楽しんで欲しいと思っています。

 

今日はわたしが2年間暮らしていたウズベキスタンの散髪事情と、利用方法についてまとめてみました!

 

▼青年海外協力隊員を目指すひと必見の記事です。

【青年海外協力隊】全部で4回分!面接試験で聞かれた質問とわたしの回答と面接対策をまとめる。【まとめ】 - YUJImediaシーズン2

 

それではどうぞ!

 

 

はじめに

日本人が海外で困ることのひとつに”どこで散髪するか?”ということが挙がります。男性なら1〜2ヶ月に1回、女性でも3ヶ月に1回は散髪しておきたいものですよね。 しかし海外ではなかなか信用できる口コミを得られないのも事実でしょう。

 

今日の記事ではウズベキスタンの散髪事情について、わたしの経験談から紹介していきたいと思います。

 

▼ウズベキスタンVISAの取得方法です。

【VISA取得】2017年版!ウズベキスタンのVISA取得方法について日本語訳付きでまとめてみた【ウズベキスタン】 - YUJImediaシーズン2

 

ウズベキスタンの散髪事情

こちらに来てから初めて髪の毛を切った。

坊主頭にするのが一番手間がかからないのでお勧めだが、私実は人生で一度も坊主頭にしたことがない。しかしこちらの床屋とはいかなるものか……

タシュケントにはいたるところに床屋がある。今回は切ってもらったのはチョルシーバザールの中にある床屋。耳元で「ザクッ、ザクッ」としばらく聞きなれない程荒いカットに不安があおられるが、出来上がりは日本の美容室でのカットと遜色ない。(あくまで私見)

髭剃りと仕上げのワックスで所要時間は20分ほど。料金も15000スム(日本円で約750円)と格安だ。注文するときは自分の過去の写真を見せると安心かも。

 

上記は2015年に初めてウズベキスタンの散髪を経験したときに書いた記事から引用したものです。恐るおそる美容室の扉を叩いたことを覚えています。

 

ちなみにウズベク語で散髪屋さんは、

 

サロン:女性用理髪店

サルタロシュ・ホナ:男性用理髪店

 

と呼ばれています。

 

初めて現地のカットを経験してから病み付きになり、毎月美容室へと通うようになりました。2年間で合計20回近く散髪してもらってましたねぇ。

 

さて順番にカットの流れをみてみましょう。

 

カットの流れはどんな感じ?

まず街中にある散髪屋さんに店に入ります。

女性は「サロン」に、男性は「サルタロシュ・ホナ」に入りましょう。ウズベキスタンは宗教上の理由もあり、男女別々の理髪店を利用します。

 

サロンには女性(化粧濃いめ)のスタッフしかいませんし、

サルタロシュ・ホナには男性(ガッチリ系)のスタッフしかいないので、

 

間違えることは少ないと思います。

 

まず入店したら”自分が散髪に来た”ということを伝えましょう。外国人が急に入店すると結構驚かれるのでお気をつけて。

 

おおまかな流れは、

 

■ウズベキスタンでのカットの流れ

カットの担当を指名する

 ↓

髪の毛を洗ってもらう

 ↓

着席して髪型の希望を伝える

 ↓

カット開始

 ↓

20〜30分でカット終了

 ↓

希望により髭剃りなど

 ↓

再び洗髪

 ↓

ブローしてスタイリング

 ↓

カット料金支払い

 

上記のような流れとなります。概ね日本で美容室や理容室に行ったときと変わりませんね。入店後はじめにカット担当者を指名するのですが、なるべく年配のスタッフを指名することをオススメします。

 

というのも、もちろん若くて腕のいいスタッフもいるのですが、稀に”見習いスタイリスト”が混ざっています。ウズベキスタンでは「無免許でも現場練習を積めばスタッフとして働ける」ので、スタイリストの不足が深刻な地方部では20歳にも満たないような青年が、おぼつかない手つきで散髪してくれる場合もあります。

 

現地のひとを散髪するにはそれでもいいのかもしれませんが、刃物を持っている以上危険はつきものですから、なるべく手慣れたスタイリストを指名しましょう。人気のスタイリストだった場合待ち時間が30分以上かかる場合もあるので心しておきましょう。

 

さて、では順に見ていきます。

 

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まず洗髪です。

 

え?立って洗うのかって?

 

そうです、これがウズベキスタンの標準スタイルなのです。

 

慣れてしまえば違和感なく利用できるのですが、最初は驚くかもしれません。

 

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そして指定された席に座り、カットが始まります。

 

このときに理想の髪型をオーダーするのですが”過去の自分の写真”を見せるのが一番効率的だと思います。

 

なぜかというと、ウズベク人は温和で日本人ウェルカムなので基本的に驚くような髪型にはされないのですが「日本人の理想」「ウズベク人の理想」には少なからず乖離があります。

 

口頭で「かっこよくてモダンな髪型にしてください!」と伝えたものなら「ウズベク流の最新トレンド」に近づけてくれますが、たいていの場合それは角刈りになります。

 

その状況を楽しめる鬼メンタルをお持ちの方がいましたら、ぜひお試しください。

 

どんな髪型にしてもらえるの?

では散髪が終わるとどんな髪型になるのでしょうか?

 

ある月のわたしの例を見ていきます。

 

前回の散髪から1ヶ月以上経過した状態です。

 

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髪の毛伸びきってボサボサですね。

 

眉毛もありません。(もともと)

 

行きつけの理髪店で「わたしに似合う髪型にしてください!」とオーダーしました。

 

これがカット後の写真です。

 

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かっこいい……!

 

 

 

稀にみるドヤ顔です。心なしかアゴのラインもシュッ!とした気がします。

 

 

 

そして再度、洗髪をします。

 

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「顔も洗っときなよ!」とアドバイスまでくれます。

 

一通りの手順を踏んでだいたい60分くらいでしょうか。

 

最後にお願いすればワックスを使ったスタイリングや顔そりなんかもしてくれます。

 

カットスキルはどうなの?

上述したように、正確なオーダーをしないと日本的な理想からはかけ離れたウズベク流のトレンドに近づくのですが、基本的なカットスキルはかなり高いように感じていました。

 

なぜかというと、ウズベク人は基本的に綺麗好きで見た目もかなりオシャレな人が多いのです。現地人も1〜2月にいちどはカットにいきますし、整髪料だってつけます。(強めの香り)

 

そして一店舗につき5~6人/日もお客さんがいなくて超ヒマそうなので、じっくりと時間をかけてカットしてくれます。じっくりすぎてたまにイライラしましたが……

 

日本の美容室・理容室と遜色ない、というと言いすぎかもしれませんが、それくらいのクオリティを感じていました。

 

しかし”気をつけなければならないこと”もあります。

 

散髪で気をつけたいことは?

ウズベキスタンの散髪で気をつけたいことは?と聞かれればわたしはこう答えます。

 

「生えぎわを剃り込まれるぞ……!」

 

と。

 

例えば先ほどの写真で、もういちど確認してみましょう。

 

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キッチリとしたスタイルが主流のウズベキスタン。

 

特に力仕事の多い諸男性が「毛量を軽くして、パーマをかけて、ツーブロックで……」なんて問屋が降ろさないわけです。こんな感じのお洒落なオーダーをしてもなかなか理解してもらえませんしねぇ。女性の場合はパーマをかけてオシャレにしているひとも多いのでできるかもしれません。

 

そして彼らにとってオシャレな髪型の三原則とは、

 

①ライン(直線)を作る!

②トップを長めに!

③男は短髪!女性は長髪!

 

なんです。

 

だから、できれば自分の理想とする髪型の写真を見せてあげるのが一番いいかもしれません。

 

カット料金はいくら?

それではカット料金について書いていきます。

大まかな目安ですが以下をご参照ください。

 

散髪:10,000スム(洗髪、スタイリング込み)

顔そり:5,000スム 

 

これがわたしがよく通っていた散髪屋さんの標準価格でした。

 

しかし店内に料金表示がないので、この価格が正当なのかは実は未だにわかっていません。だからそのときの手持ち金や満足度に応じて10,000スム、常連になってきたら7,000〜8,000スムくらいを支払っていました。

 

ここでひとつ注意したいのが”顔そり”に関してです。

 

散髪の半分と、かなり強気な料金設定になっています。この顔そりを知らぬ間にされて、気がつくと割り増しになってる……!なんてこともありうるので注意ください。

 

それでも日本円に換算すると150円ほどなので、まぁ特段怒る気にもなりませんが……

 

※首都タシケントではこの倍近い価格設定となっているようです!地方都市の目安ですので悪しからず!

 

どこでカットするのがおすすめ?

そして肝心のおすすめサロン、サルタロッシュ・ホナの選び方ですが、なるべく清潔そうなところを選んでください。やはり刃物や他人の髪の毛を触ったものばかりですから、感染の恐れもあります。ダニがついてしまう可能性もあります。

 

毎日刃物類を殺菌消毒するなんてこともないでしょうし、いくらスキルがあっても安全面は気が抜けませんよね。

 

どうしても困ったら現地のひとに聞いてみましょう。

 

タシケントなら街のいたるところに理髪店がありますし、地方都市でもかなりの店舗数があります。それだけ見た目や美容に気を使っているということなのでしょう。

 

わたしはいつもダンスを習っていた先生から、おすすめの理髪店を紹介してもらいました。以来1年以上そこの理髪店にお世話になっていました。

 

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(ダンスの先生と、解像度下げています)

 

今日のまとめ

以上が”意外とプロフェッショナル!?ウズベキスタンでの散髪完全ガイド!”でした!

 

ウズベキスタンのスタイリストたちは結構レベルが高いので、試しに利用してみても面白いかもしれませんよ!絶対に良いお土産話になるはずです!

 

最後にもういちどまとめておきますね。

 

■ウズベキスタンでの散髪完全ガイド

利用方法:事前予約不要、直接訪問

利用料金:10,000〜15,000スム

メニュー:カット、顔そり、シャンプー

カット時間:40〜60分

注意点:生えぎわを剃られる、刈り上げる、衛生的ではない店もある

 

このガイドを参考にして、ぜひウズベキスタンの散髪にチャレンジしてみてくださいね!

 

▼カザフスタンのアルマトイでも散髪しました。

【カザフスタン旅行記】美人大国?世界9位の国土を誇るカザフスタンのスタバにいきました。【まとめ】 - YUJImediaシーズン2

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

これであなたもウズベク人。

 

■更新履歴

2017年10月23日