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【美術館】モスクワのトレチャコフ美術館(新館・本館)をみてきた芸術素人のわたしが感想を語ります。【ロシア留学】

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■投稿日2017年9月20日 更新日2018年4月29日

 

ズドラースト・ヴィーチェ、YUJI(@wish_yama)です。

 

娯楽というとどんなものを想像するでしょうか?映画・スポーツはたまた読書と考えるひともいるでしょう。ロシアの娯楽で代表的なものは、劇場で行われるオペラやオーケストラを見ること、そして美術館をめぐることなのだそうです。 

 

今回はわたしも芸術センスを磨くためにモスクワの、

 

トレチャコフ美術館

 

にいってみました!

 

撮影OKな館内の様子と一緒に、ロシアの芸術を味わいましょう!

 

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それではどうぞ!

 

 

はじめに

モスクワ市内には世界的に有名な美術館があります。代表的なのが「プーシキン美術館」「トレチャコフ美術館(新館・本館)」 で、それぞれ西洋美術やロシア美術の作品群を保存しています。日本でも特別展示会が開催されるほど格式の高いこれらの美術館は、世界屈指のコレクションを誇るそうです。

 

ちなみにわたしは芸術的教養が一切ないので、「〜派」や「〜主義」はたまた「作者名」もほとんど知りません。そしてそれらが何を意味しているのかも基本的に興味ありません。なので今日紹介することの全てはほぼ素人目線で書かれていますので、その点ご理解よろしくお願いします。

 

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ロシア美術とは。

ロシア美術といえば何を思い浮かべるでしょうか。代表的な作品をいくつかあげてみたいと思います。

 

 

ヴァレンチン・セローフ『桃を持った少女』

ミハイル・ヴルーベリ『白鳥の王女』 

ワシリー・ヴェレチャーチン『戦争の終末』

コンチャロフスキー『家族との自画像』

マレーヴィチ『黒い正方形』

 

 

……

 

 

いま調べました。

 

 

※詳しくは以下のリンクをご参照ください。

 

 

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わたしの考える芸術の楽しみ方。(素人向け)

まずはじめにわたしは芸術的教養の一切ない人間です。

 

それはかの有名なサンクトペテルブルグにある”エルミタージュ美術館”の素晴らしい芸術品の数々を、たった1時間で見終えてしまうほど。当時は、

 

「なんだか綺麗な絵がたくさん飾ってあるなぁ」

 

くらいにしか思っていませんでした。

 

そもそも自分の現在地がエルミタージュ美術館だということも理解していなかったほどです。

 

絵画や芸術に関心の薄いわたしですが、 今回みて回ったトレチャコフ美術館の作品をみてある”芸術の楽しみ方”を見つけました。それを今から簡単に紹介しますね。

 

 

①時代背景を考える

その作品が持っている時代背景を考えていきます。ある程度歴史の知識がないと難しいのですが例えば「これは第一次世界大戦の頃に描かれた絵画だ」「このころはサンクトペテルブルグからモスクワに首都が移ったころだ」というように、その時代に何が起こっていたのかを考えるだけで、作品の見え方が変わってきます。

 

②表現方法を吟味する

様々な作品をみて「なぜこの方法を使って描いたのだろう?」と思ったんですよね。なぜ油絵なのか・なぜこのサイズ感なのか・なぜ写真じゃなくて絵なのか、など。ちょっと禅問答的な視点ですがもっと他に表現する方法はあったはずなのにどうしてその手段を使ったのか、それを考えると、作品をもっと味わうことができます。

 

③作成にかかった時間を推測する

これはブログを書くひとなら共感してくれると思うのですが、ひとつの作品を作り上げるのにどれくらいの時間を要したのかを考えます。例えばわたしはひとつの記事を1〜2時間で書き上げるのですが、美術館に飾られている作品は少なくとも1,000倍の時間はかかっているでしょう。その間に心境の変化はなかったのかなど「クリエーター目線」で見るとまた作品の違った魅力がみえてきます。

 

これらの視点を持って作品をみていくとまた新たな発見があるかもしれませんね。

 

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トレチャコフ美術館(新館・本館)に行ってみた 

モスクワにある「プーシキン美術館」と「トレチャコフ美術館」。それぞれ保存している種類も数も違うのですが、今回は「トレチャコフ美術館(新館・本館)」のふたつに行きました。できることなら数日以内にもう一方のプーシキン美術館も訪れてみたいものです。

 

トレチャコフ美術館(新館)

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(トレチャコフ美術館、新館)

 

場所

 

トレチャコフ美術館・新館はモスクワ川に面したクルィムスキーヴァール通りにあり、本館とは離れたところに位置しています。20世紀のロシア作品が多いのですが、本館に比べると見学者は少ない印象でした。

 

展示作品の一部

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(1階部分にはカフェが併設されています。)

 

 

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作品の多くは現代的で写真と絵画をコラージュしたような作品もありました。

 

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とても興味深く見ることができたのですが、全体的に現代芸術といった印象です。ここでみた作品の中で、特に印象的で目を惹かれたのが”当時の生活背景がわかる”ものでした。モダンな作品もみていて面白いのですが、個人的に引き込まれたのは、当時の生活・人・服を描いたものでした。

 

料金・営業時間など 

■トレチャコフ美術館(新館)

入場料金:500ルーブル

最寄駅:メトロ・オクチャーブリスカヤ駅

営業時間:10時〜18時

18歳未満無料、カメラフラッシュ不可

 

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トレチャコフ美術館(本館)

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(トレチャコフ美術館、本館)

 

場所

 

ロシア美術最大の美術館であり、世界中から観光客が詰め掛けています。場所は”丸亀製麺”のあるメトロ・トレチャコフスカヤの近くです。

 

展示作品の一部 

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(桃を持つ少女)

 

 

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(見知らぬ女)

 

 

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(サマルカンドでしょうか?)

 

 

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(イコンの最高傑作と言われている”聖三位一体”)

 

イコン画も含めて約10万点を超えるコレクション。そのひとつひとつが圧倒的な存在感を放ち、じっくり鑑賞しようとすると半日はかかりそうです。

 

料金・営業時間など

■トレチャコフ美術館(本館)

入場料金:200ルーブル(学割)

最寄駅:メトロ・トレチャコフスカヤ駅

営業時間:10時〜18時

18歳未満無料、カメラフラッシュ不可 

  

今日のまとめ:芸術を嗜むには訓練が必要!

以上が「モスクワで代表的なトレチャコフ美術館(新館・本館)をみてきたので、芸術素人のわたしが感想を語ります。」でした。

今回の美術館鑑賞で気がついたことは、当時の生活を想像することがとても楽しいということ。わたしの個人的な考えですが「〜の自画像・肖像画」らしきものには何も面白みを感じません。しかし「〜世紀の農家に従事する一般の人々」のような作品はとても興味深く鑑賞することができました。

 

服装や家族構成から浮かび上がる生活様式を考えるのが面白くて。

 

結局のところわたしは現地人の生活が知りたいのかもしれません。

 

最後に今日訪問したふたつの美術館の概要をもう一度まとめておきますね。

 

■トレチャコフ美術館(新館)

入場料金:500ルーブル

最寄駅:メトロ・オクチャーブリスカヤ駅

営業時間:10時〜18時

18歳未満無料、カメラ撮影可(フラッシュ不可)

 

■トレチャコフ美術館(本館)

入場料金:200ルーブル(学割)

最寄駅:メトロ・トレチャコフスカヤ駅

営業時間:10時〜18時

18歳未満無料、カメラ撮影可(フラッシュ不可)

 

 

そして美術館情報の他に「芸術素人のわたしが考える美術作品の楽しみ方」もまとめておきます。

 

①時代背景を考える

②表現方法を吟味する

③作成にかかった時間を推測する

 

今回美術館で気が付いた絵画を見るときの3つの視点って、ブログを書いているひとなら共感してくれると思うんです。教養のなさを露呈してしまいますが、わたしはこれらの作者がどんなひとなのかほとんど知りませんし、ぶっちゃけ作品の名前もわかりません。

 

作者名がわからないのに失礼かもしれませんが、彼らは1〜2世紀前の表現者、大胆なことをいうと”我々クリエーターの大先輩”な訳です。だから彼らの描いたものから表現方法や思考を学ぶことで、自分の文章やブログデザインに活かしていくこともできるはずなんです。

 

あ、このテーマ、めっちゃ面白いかも。

 

近日中に「芸術×ブログ」をテーマにした記事を書きますね。(予告)

 

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最後までお読み頂きありがとうございました!

これであなたもロシア人。