【カーネギー】これで大丈夫!話し方入門のポイントを3つにまとめてみました!
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目次より気になる項目を選んでくださいね。
◾️投稿日2018年11月18日
北の国からこんにちはすぎっしゅ( @wish_yama )です。
この記事にたどり着いたあなたは、きっとなにかしら、人前で喋ることに苦手意識を抱えていることとお察しします。それはプレゼンテーションほどの大きなものから、会社での朝礼のスピーチなどの、比較的個人的なシチュエーションかもしれません。
たとえあなたの悩みが大きかろうと小さかろうと、そのための解決策を見出せず右往左往しているのかもしれませんね。今日の記事ではそんな「人前で話すこと」に苦手意識を持っている、あなたに送ります。
この記事では「自己啓発の祖」とも呼ばれているデール・カーネギー氏の代表的著書、
話し方入門(創元社,2000年)
を読んで、わたしなりに活用できると感じた点についてまとめていきます。内容のうちひとつでも今後の参考にしていただけると幸いですので、しばしお付き合いください。
それではどうぞ!
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- はじめに:カーネギーって知ってる?
- ただただ悔しい思いをした報告会……。
- 現状の問題点を明らかにするために。
- D・カーネギーの翻訳書、オススメです。
- ①話そうとする内容を知り尽くす。
- ②あえて自信満々に振る舞う。
- ③スピーチとは「経験」が先行しなければならない。
- 今日のまとめ:経験先行で話そう!
本書で学んだポイントをまとめますとスピーチやプレゼンにおいて大切なのは、
— すぎっしゅ@道産子ブロガー→next🇹🇭バンコク (@wish_yama) 2018年11月17日
①話そうとする内容を知り尽くす
②結論を自分の頭で導き出す
③強い意志を持って練習を切り返す
上記のようなことです。
明日あたり、まとめの記事を書きますね。
はじめに:カーネギーって知ってる?
冒頭でも紹介したようにこの記事では「話し方」について悩んでいる方に向けて、わたしが読んだ「話し方入門(デール・カーネギー,2000年)」の内容を受けた提案をしていきます。
そもそも著者のデール・カーネギー氏とはどんなひとなのでしょうか?
1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれる。大学卒業後にセールスパーソン、俳優などを経験したのちD・カーネギー研究所を設立。効果的なコミュニケーションの先駆者として、1937年に人間関係の秘訣を記した『人を動かす』を出版。自己啓発書の元祖として世界的なベストセラー、ロングセラーとなる。姉妹書であり、悩みへの対処法について書かれた『道は開ける』も世界的ベストセラーへ。日本でもこれらの本の評価が非常に高く、経営者が勧める本や上司に読んで欲しい本としてあげられる。
「人を動かす」
「道は開ける」
などの世界的なベストセラー書籍を生み出したひとであり、現在日本で売られているいわゆる自己啓発書籍はすべて彼の著書からの枝葉であるともいわれています。
では次に、わたしが経験したプレゼン自爆エピソードをご紹介しますね。
ただただ悔しい思いをした報告会……。
わたしがウズベキスタンで協力隊員をやっている、現地での活動報告会で、報告内容がひどすぎて、悲しくなるほどバッシングを受けました。あのときはただただ悔しくて、隊員総会兼打ち上げ会にも出席したくないほどだったんですね。このあと少しだけ詳細をお話しします。
活動開始から1年間の過ごし方・現地で行った調査内容などを、日本人の隊員(約40名)に向かって、日本語でプレゼンテーションするようなやり方です。持ち時間は12分程度でしたが、結果的に「なにを言っているのかわからなかった」などの批判を、ほとんどの隊員から受けました。
(その後半年近く、ネタとして使われていました。苦笑)
わたしは極度のアガリ症でして、人前で話すのがとても苦手なんです。前職でも1、2回職員に対してカンタンな技術紹介などを行ったことはあったものの、とにかく人前に立つのは好きなんですが、話し出すと声が上ずってしまい、なにも話せなくなる。そんな状態ですから、報告を日本人に対してとはいえ、12分もひとりで喋るのはとにかく苦痛でした。
いまとなっては 笑い話ですが、当時は避けたい一心で過ごしていたんです。
では次にわたしがやった「人前で話すことになれるための洞察」についてお話ししていきます。
現状の問題点を明らかにするために。
あれだけ人前で話すことが苦手だったわたしですが、帰国直前の最終報告会では「とてもいいプレゼンだった」と賞賛されるほど上達しました。1年前の報告会では「なにを言いたいのかわからなかった」と言われたのに、なぜそこまで評価を変えることができたのか?
そこには深い洞察と練習がありました。
胸の中に抱えた思いはあるのに、それを言葉にすることができない。いつももどかしい気持ちでいっぱいでした。だからこそ「人前で話すことに慣れれば、きっと自分は、大きく成長できる」と、確信していました。
自分にはなにが足りないのか?
なぜ話すことが苦手なのか?
熟慮の末にたどり着いたひとつの結論は「言葉に感情を込めるのがニガテ」ということでした。昔から、自分の意識がどこか遠くにあるような感覚があったんです。だから言葉に感情がこもらず、結果として、伝わりにくい話し方となってしまうんですね。
だからわたしは「小説の音読」をはじめました。
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その戦略が功を奏し、若干の緊張はあったものの無事、最終報告会を終えることができました。帰国後も事あるごとに登壇させてもらうことができ、わたしのしてきたことは間違いじゃなかったと、確信を得ることができたんです。
そして今回読んだ「話し方入門」の内容が、わたしがやってきたことと類似していたので、紹介したくなったんです。
D・カーネギーの翻訳書、オススメです。
さてここからデール・カーネギーの「話し方入門」で、特に参考になった3つのポイントをご紹介していきますね。
書籍を読んでわたしが大切だと感じたポイントを、少しだけご紹介します。
①話そうとする内容を知り尽くす。
話そうとする内容を知り尽くすことは、最優先事項といえます。
どうして発表やプレゼンテーションがうまくいかないのでしょうか?その理由は明確で、話したい内容のことを、深く学んでいないからなんですね。プレゼンテーションとは自分の考えをまとめ聴衆に伝える行為ですから、相応の熱量がないと、話せなくなるのも当然です。
話したい内容を深く学んで脳に印象付け、話すための反復練習を繰り返します。それが連想記憶となり、たとえ話している最中に頭の中が真っ白になっても、思い出すことができるはずです。
話すことを知り尽くすことが最初の一歩となるでしょう。
②あえて自信満々に振る舞う。
次に大切と感じたのは、あえて自信満々に振る舞うということでした。
たとえ勉強不足だったとしても、舞台のうえで自信満々に話されたら、それが正解だと勘違いしてしまうのが人間というものです。 てんで見当違いのことを話していても、実は、聴衆はスピーカーの話をそれほど聞いてはいません。
話す内容よりも大切なのは「話し方や立ち振る舞い」なんですよね。ジェスチャーを加えたりすることで、より説得力のある話し方ができるでしょう。
自信満々に話す姿はそれだけで説得力があります。
③スピーチとは「経験」が先行しなければならない。
最後に、スピーチとは経験が先行すべきであるという点です。
スピーチでもっとも大切なのは、勉強を深めることでも自信満々に話すことでもありません。話したいことをその身をもって「経験しているかどうか」なんです。この経験をもってからでないと、勉強を深めても意味がないんですね。
わたしが最終報告会で、印象的なスピーチをできたのはその2年間で感じた「喜び」や「悲しみ」を伝えることができたからなんです。だから台本はまったく作りませんでしたし、話すための練習もほとんどしませんでした。
「発表とは目的を持った航海である。」
これは「話し方入門」の一説ですが、わたしもまさに同じことを強調したいのです。聴衆になにかを得て帰ってもらいたい、その一心で発表の内容を考えるのです。そうすればきっと、記憶に残る発表ができるでしょう。
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今日のまとめ:経験先行で話そう!
以上が 「これで大丈夫!話し方入門のポイントを3つにまとめてみました!」でした。
この書籍を読み始めた当初はブログ記事にしてまとめようなんて思ってもいませんでした。しかし、読み進めるほどに「これはわたしと同じ悩みを抱えるひとにとって、きっと良い影響を与えるはずだ。」との確信を得ることができました。
わたしの過去の経験と一致するひとも、おそらく一定数いるのではないでしょうか?そんなあなたにこそ、この「話し方入門」は、最良の指南書となるかもしれません。是非いちど、手にとってみてくださいね!
最後にもういちど今日のまとめをして終わりたいと思います!
■人前で話す際に考慮すべき3つのこと。
①話そうとする内容を知り尽くす。
②あえて自信満々に振る舞う。
③スピーチとは「経験」が先行しなければならない。
この記事を読んだあなたの発表、スピーチがより良いものになることを祈っています。
サクッ、と読みたい方にはこちらの漫画もオススメですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!