【インスタ】「フォロワー少な過ぎっすねw」インスタグラマーから学んだSNS時代の謙虚さとは。
(インスタグラムのスクリーンショット)
こんにちは、YUJI(@wish_yama)です。
先月東京に3日間滞在しロシア留学に関するVISAの発行手続きをしてきました。せっかく3日間も東京にいるのだから普段やっているブログ関連や情報発信に関するスキルアップを図ろうと考え、急遽「インスタグラマー」と呼ばれるひとたちのイベントに乱入してきました。
しかしその実態は想像以上にひどく「もういきたくないな……」と思わせるほど。何があったのか、どうしてそう思ったのか、そこから何を学んだのか。今日の記事ではこれらのことについて書いています。
それではどうぞ。
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- はじめに
- インスタグラマーってなに?
- ”インスタグラマー”のイベントに参加してきた。
- ここでしか相談できない悩みを打ち明けることに。
- 「フォロワー少な過ぎっすねww」
- SNSってこんな場だっけ?
- こんな時代だからこそ「謙虚」な姿勢を持つべき。
- 人と違うことをしていると”謙虚な姿勢”を忘れがち。
- 今日のまとめ
はじめに
ここ数年でfacebookやTwitterを上回るユーザーを獲得しているSNS(Social Networking Service)があります。それが今話題の「Instagram(以下、インスタグラム)」です。多くの芸能人やアイドル、また企業などが利用しており、日本人でもっとも多いフォロワー数を誇るのは女優の水原希子さんでその数は14万人を超えているそう。
(わたしのインスタフォロワーは100人)
facebookやTwitterなど他のSNSと一味違う特徴は、
・写真がメインでiPhoneなどで撮影した写真をリアルタイムで投稿できる。
・「#」(ハッシュタグ)と呼ばれる検索機能があり、ワード毎に閲覧できる。
・リツイート(拡散)機能がないため炎上しにくい。
・イメージをつけるため企業のマーケティングにも活用できる。
などが上がります。
国内だけでなく国外のユーザーも多く、投稿するのは撮影した写真だけなので、英語のニガテな日本人でも気軽に海外勢と繋がることができます。
またインスタグラムでウケそうな写真を「インスタ映え」と呼んだり「フォトジェニック」などと形容するようです。インスタグラムに投稿することを意識しすぎて立入禁止区域に侵入したり、路上で撮影をするというモラルを欠いたユーザー動向が問題となっています。
インスタグラマーってなに?
上述したインスタグラム上で持ち前の独特のセンスを遺憾なく発揮し、人気を得ている人たちのことを”インスタグラマー”と呼ぶそうです。実態はわかりかねるのですが、一定以上のフォロワーを獲得しているユーザーは企業のアンバサダー(大使)として起用されることもあるそう。
ただしこれは「フォロワー1,000人以上」などの条件があり自分の得意分野を徹底的に洗練させていかなければ起用されるのは難しいでしょう。もちろんアンバサダーとしてではなく、SNSを使ったマーケティング戦略を練っている企業も多いので、インスタグラムをはじめとしたSNSの使い方に慣れておいた方が良いことはいうまでもないでしょう。
”インスタグラマー”のイベントに参加してきた。
もう数ヶ月前の話となってしまいましたが、所用で東京に3日間ほど滞在したときにメールマガジン登録している某旅系Webメディアから「食事をしながらインスタグラマーと話をしてみよう!」というイベントの通知を受け取りました。
実は受け取ったメールに記載されていた開催スケジュールは明日(みょうにち)だったんですが、どうせ宿泊先にいても時間を浪費してしまうのではないか、滅多にこない東京に滞在しているのに、これでは勿体無いですね。
ちょうど、登録はしているものの一向に運営方針が決まらないインスタグラムの、方向修正とアドバイスを誰かからもらいたいと思っていたのでこれはナイスタイミング。そのイベントは入場無料(ワンドリンクオーダー制)で必要以上の経費はかからないため、ワクワクしながら「参加する」のボタンを押したことを覚えています。
こうしてインスタグラマーが登壇するイベントに参加することとなりました。
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ここでしか相談できない悩みを打ち明けることに。
都内某ホテル&バーで開催された”インスタグラマー”のイベント。予定されていた2名の登壇者を中心にしてお互いの撮影テクニックや情報交換をしています。こういうイベントにくる人は大抵旅行が好きでキラキラしているいわゆる”インスタ女子”の割合が圧倒的に高いのですが、それでも何か自分の悩みを解決するきっかけになればと思い、積極的に会場内の来場者に話しかけていきました。
予想通りどの来場者も旅が好きで”インスタ映え”する写真を撮るためのテクニックを学びにきているインスタ女子(稀に男子)たちなのでまず話は「どんな国に観光したことがありますか?」など他愛のないものから始めます。
その日の来場者の中にはウズベキスタンへの旅行経験のある人もおり、やっぱり旅好きな人の集まる空間って面白いなー、と感激していました。
そしてせっかくなのでここでしか相談できない悩みを打ち明けることにしました。
▼ウズベキスタンのVISA取得方法についてまとめました。
【VISA取得】2017年版!ウズベキスタンのVISA取得方法について日本語訳付きでまとめてみた【ウズベキスタン】 - YUJImediaシーズン2
「フォロワー少な過ぎっすねww」
時間制限があるとはいえ10数人の会場内ですからひと通り話をしてまわるのに大した時間はかかりませんでした。ついに満を辞してインスタグラムのフォロワー1,000人越えで、某旅系Webメディアのアンバサダーの仕事を一部を請け負っているパネラー(登壇者)と話すタイミングがやってきました。わたしはすかさず、
「インスタグラムのフォロワーがなかなか増えなくて……インスタグラムを利用したマーケティングなんかにも興味あるのですが、ちょっと見てもらってもいいですか?」
と打診をして、そのあとにこう付け加えました。
「これを見て、フォロワーを増やすためになにかやった方がいいことはありますか?よかったらフォロワー増やすためのアドバイスが欲しいのですが……」
目の前にいるのは年端もいかない女性だったのですが、初対面ですしなるべく謙虚な気持ちで、彼女のアドバイスを受け止めるつもりでいました、
彼女はわたしのiPadのインスタアプリ画面をみてひとこと、
「コレ、何をしたいかさっぱりわからないですねww」
そしてカウンター中にいた彼女の隣にいるディレクターらしきひとと目を合わせ、ディレクターもひとこと、
「フォロワー少なすぎじゃないっすかぁ?wwこれじゃ仕事も振れないっスョww」
そしてショックを受けているわたしに追い討ちをかけるように、
「最低でも500人までフォロワー増やす努力シテくださいねwwゲラゲラww」
ひとを馬鹿にしたような物言いをするイベント主催者とパネラーたち。
痛烈な批判をくらい傷心したわたしは、その後、誰とも話すことなくイベント会場を立ち去ることとしました……
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SNSってこんな場だっけ?
「食事をしながらインスタグラマーと話をしてみよう!」
という謳い文句に誘われて参加した某旅系Webメディアのイベントですが、はっきり言わせてもらうと印象最悪でした。即刻そのメディアを退会したことはいうまでもありません。SNS運営に関するアドバイスをもらいたいだけなのになんでこんなに馬鹿にされなきゃならないのか。
このときにはこうしたらいいですよ、って一言をくれるだけでいいのに。こんな風にボロ雑巾のよう罵倒にするのがそのWebメディアのやり方なのでしょうか?
SNSは現実世界で繋がりにくい相手でもすぐに見つけられるのが大きなメリットです。いまの時代趣味に関する仲間はすぐに繋がりますし、24時間どこにいても連絡を取ることができるし、自分の作品を見てもらうことだってできます。傷を舐め合うような関係性しか作れなかったとしても、それが誰かに安堵を与えるならSNSの存在は肯定的にとらえるべきものだと思うのです。
だけど今回の一件における構図は、
「フォロワー数の多いひとが少ない人をけなしている。」
こうしか考えられません。
SNSってこんな場だっけ?
こんな時代だからこそ「謙虚」な姿勢を持つべき。
今回の一件はこの旅系Webメディアに限ったことであると信じたいし、多くのSNSユーザーは優しい気持ち・助け合い精神を持っていると思います。わたしも実際にインターネットで助けられた経験がありその影響力の強さも身にしみてわかっているつもりです。
しかしSNSは自分の思いを拡散して共感してくれる仲間がを囲いやすいがゆえ、傲慢な考え方に偏りがちです。これはインスタグラムだけではなくブログ界隈にも同じことがいえるのではないでしょうか。
自分の知識・経験をインターネット上にバラマキ、信者を作ってそこから対価を得る。このこと自体を否定するつもりはありませんが、この動きを実行するためにはそもそもの「謙虚さ」を前提にしないと破綻してしまうと思うんです。
こんな時代だからこそ「謙虚」な姿勢を貫ける人が信頼を獲得できるのでしょうね。
人と違うことをしていると”謙虚な姿勢”を忘れがち。
しかし他人と違う動きをしていれば傲慢ともとれる振る舞いをしがちです。特に協力隊員は途上国で”一国の主人”のような暮らしを経験しており、日本でも同じような扱いを受けられると考えてしまう傾向があるようです。人的要素の強い途上地域と日本では、日常の振る舞いも変えていかなければならないはず。
人と違うことをしていると”謙虚な姿勢”を忘れがちです。
わたしも概ね周囲の友人とは違った動きをしているのでもしかしたら”インスタグラマー”たちのような厚顔無恥な振舞い・言動を知らず識らずのうちにしているかもしれませんから、今回の一件は自省する良いきっかけとなりました。
今日のまとめ
以上が”「フォロワー少な過ぎっすねw」インスタグラマーのから学んだSNS時代の謙虚さとは。”でした。
全てのSNSユーザーが彼らのようなひとでないことはわかっています。それだけに今回の一件はわたしのSNS運営手段や理念を全否定されたような気持ちになりました。
承認欲求全開であえて書かせてもらうと、協力隊員として2年間を過酷な途上国で過ごして任地でもそれなりの評価を得られ、帰国後もスキルアップのため語学留学を果たし、心身共に成熟に向かっている最中の先の出来事。
なんというか、
自分のこれまでしてきたことが一瞬で「無」になったような気がしてしまって。
わたしの専門分野や国際協力活動に関する批判を受けたわけではありませんが
「ひとってこんなに簡単に誰かをけなせるんだ」
と感じてしまいました。
少なくとも自分の周りのひとにはそんな不快感を与えないような謙虚な姿勢でいたいと思います。
(ちなみにわたしのインスタアカウントはサイドバーに表示してありますので興味持ったらフォローお願いします。)
▼台北で「日本人」やりました。
【クラファン?】極貧生活!価値のないところに大きな対価が生まれる、そんな経験をしました。【台湾】 - YUJImediaシーズン2
最後までお読みいただきありがとうございました!
これであなたもインスタグラマー。
■更新履歴
2017年9月28日