【ホリエモン】北海道でのロケット打ち上げが延期となったので概要を調べてみました。【行ってみた】
アッサローム・アライクン、YUJI(@wish_yama)です。
今日7月29日は人類にとって歴史的な日となる予定でした。 というのはあの堀江貴文氏が開発に携わっている観測ロケット"MOMO"の打ち上げ予定日なのです。しかし天候不良により打ち上げは延期となりました……現場まで行ったのに……
と、肩を落としていても仕方がないので、気を取り直して、本事業の概要をまとめてみたいと思います。それではどうぞ!
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- はじめに
- 北海道”大樹町”で進められる宇宙開発の概要
- 2017年7月29日、ロケットついに打ち上げ……!?
- そしてついに大樹町宇宙公園"SORA"に到着!
- 今後の打ち上げ予定時刻と場所
- 現場で見れない時は……
- 今日のまとめ
- ※追記(7月30日夕刻)
はじめに
冒頭で記述したように、本日は北海道大樹町で行われる予定だった観測ロケット"MOMO(モモ)"の打ち上げ予定日でした。本日(7/29)の午後3:45~5:00の間で行われるとのことで、地元・十勝毎日新聞でも連日取り上げられており、大樹町の周辺地域は大変盛り上がっていたようでした。
そもそも大樹町ってどこにあって、どんな街なんでしょうか?まずはそこから追っていきたいと思います。
大樹町は、北海道十勝総合振興局南部にある町である。 「宇宙のまちづくり」を標榜し、航空や宇宙分野での実験や飛行試験を積極的に誘致している。カントリーサインも滑走路を背景とした宇宙往還機らしきものとなっている。 町名の由来は、アイヌ語の「タイキ・ウシ」から。 ミニバレー発祥の地
引用元:Wikipedia
北海道の食料庫・十勝の南西部にある大樹町は自然豊かな町で”海・山・川の全てある町”そして、”宇宙の出発駅”としても売り出しているようです。大樹町に向かう途中には港町・広尾町や、ナウマン象で有名な更別村などの特色のある町が連なっています。
また北海道・札幌市からアクセスする方法は電車を乗り継ぎ、車で向かうしかありません。十勝に住んでいる身からするとなんのことはありませんが、例えば北海道外からくるのであれば、なかなかアクセスに困る立地と言えるでしょう。
▼大樹町の公式Webサイトです。
ちなみに大樹町のふるさと納税返礼品は”ホエー豚の豚丼セット”や”毛ガニ3杯”など、この地域ならではのラインナップとなっております。見ているだけでヨダレだ溢れそうですね……
そんな大樹町では、あの堀江貴文氏が開発に携わる宇宙開発プロジェクトが進められているのです。
北海道”大樹町”で進められる宇宙開発の概要
サウンディングロケットとは弾道飛行を行う観測ロケットのことです。
「モモ」は様々な実験、観測機器をペイロードとして搭載して
高度100kmの宇宙空間にまで 到達します。
ペイロード部分はパラシュートで落下し回収可能です。
引用元: インターステラテクノロジズ公式Webサイト
▼インターステラテクノロジズの公式Webサイトです。
インターステラテクノロジズ株式会社 – Interstellar Technologies Inc.
日本で初めて民間の力で宇宙空間への打ち上げを実現させるために、この観測ロケット"MOMO(モモ)"が作られました。この観測ロケットのすごいところは、これまで国家事業のひとつと思われていた宇宙開発・ロケット開発を民間の力で成し遂げようとしているところです。堀江氏の著書にも多く書かれていますが、近い将来、一般人でも宇宙空間にいける日がくるかもしれません。
インターステラテクノロジズ株式会社の宇宙観測ロケット「モモ」は、20kgのペイロードを高度100kmまで低コストで打ち上げることができるロケットです。
約4分間の微小重力環境が得られ、ペイロードを洋上で回収することも可能です。 微小重力実験や高層大気の観測、赤外線・X線などによる宇宙観測、技術試験、エンターテインメントなど、幅広く使用可能です。
機体の製造、ペイロード整備から、打ち上げ、回収に至るオペレーションは北海道大樹町の弊社施設で一貫して行います。なお、初回から数回の打ち上げは、弾道飛行技術確立のための技術実証試験として行われます。
機体およびペイロードの飛行は以下の3つの段階に分かれます。
打ち上げ後 0秒〜100秒 加速飛行
打ち上げ後 100秒〜340秒 慣性飛行
打ち上げ後 340秒〜700秒 減速飛行 パラシュート展開 着水
観測ロケットを2016年から打ち上げ、2019年の人工衛星打ち上げを開発目標に据えています。
引用元:CAMPFIRE-みんなに力で宇宙にロケットを飛ばそう!-
▼堀江氏の同クラウドファンディングでは約2,300万円の支援金が集まったようです。
みんなの力で宇宙にロケットを飛ばそう! - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
そしてついに今日7月29日にロケット打ち上げとなります!
2017年7月29日、ロケットついに打ち上げ……!?
住んでいる地域の近くでこんな一大イベントが開催されるなら”次の目標は宇宙に行くこと”と常々公言しているわたしとしては、駆けつけないわけにはいきません!車で片道1時間30分をかけて、実家から大樹町まで向かいます。
高ぶる気持ちを抑えつつ、のどかな風景を眺めながら写真をとります。
見えてきました!
そしてついに大樹町宇宙公園"SORA"に到着!
現場まで行ってみたものの……
ではこれから大樹町へ向かいます。近くでは絶対に見られないけど、雰囲気だけでも味わえるかな。待ってろ宇宙。#大樹町#ホリエモン
— すぎっしゅ@ウズベクブロガー (@wish_yama) 2017年7月29日
本日の宇宙公園SORA の様子です。風は結構強い。人もまばらです。#hおホリエモンロケット
— すぎっしゅ@ウズベクブロガー (@wish_yama) 2017年7月29日
大樹町 pic.twitter.com/v8WPoWcXOf
公式でも出てましたーー、チェックが甘かった…
— すぎっしゅ@ウズベクブロガー (@wish_yama) 2017年7月29日
明日出直します。#ホリエモンロケット
民間ロケット30日に延期 北海道、天候悪化が理由 – 共同通信 47NEWS | ホリエモンドットコム https://t.co/oZ2tF1kbeO @HORIEMON_COMさんから
現場まで行って明日への延期を知る……残念。明日は早起きして中継を見るのだ。#ホリエモンロケット打ち上げ配信 #大樹町 https://t.co/zet2wEGn6R
— すぎっしゅ@ウズベクブロガー (@wish_yama) 2017年7月29日
なんと天候不良により打ち上げは明日に延期となったようです、ちょっとガッカリ……
天候の影響ですから仕方ありませんね。午前中の時点では霧がかかり、わたしたちが到着した頃にも若干の風がありました。天候は晴れていましたが、雲がかかっているといえばかかっているような感じ。
今後の打ち上げ予定時刻と場所
宇宙公園で誘導の人から教えてもらった情報では、ロケットの打ち上げは明日、7/30に延期となったようです。以下、明日のスケジュール。朝一番で打ち上げられなかったら、次のスケジュールで……というように進んでいくそうです。
7/29 10:20~12:30
7/29 3:45~5:00
7/30 5:00~8:00
7/30 10:20~12:30
7/30 3:45~5:00
有料観覧席はすでに売り切れているので、現場で見れる方法があるとしたら、近くまで行って駐車場付近から発射を待つくらいでしょうか。明日の早朝打ち上げとなった場合を考慮し、駐車場には車中泊を試みるひとたちがチラホラ。周りに何もお店がないので、車中泊をするなら相当買い込んで行かないといけませんが……
場所:北海道広尾町多目的航空公園
現場で見れない時は……
以下のサービスで中継を観れるそうですよ!
朝3:30~なのでかなり早起きしないといけないですけど、世紀の瞬間ですから、中継を観ないわけには行かないでしょう!
▼SHOWROOMというサービスで中継を見ることができるようです。
今日のまとめ
残念ながら延期となってしまった今日のロケット打ち上げですが、あくまで、延期ですから中止ではありません!明日の打ち上げ中継が楽しみですね!
民間で初となるロケットの打ち上げ事業は、いま多方面で注目されており、今回のロケットはその中でも初の試みとなります。これまで国家事業で多額の資金をかけて行われていた宇宙開発。それが民間の手で行われようとしているのです。期待感は常に右肩上がりですね!
社名:インターステラテクノロジズ株式会社
本社:〒089-2113 北海道広尾郡大樹町字芽武690番地4
東京事務所:〒112-0005 東京都文京区水道2丁目6−3文京MMビル B102号室事業内容:ロケット開発
▼春先にもSORAを訪問しました。
【ホリエモン】ホリエモンや植松さんも御用達の宇宙交流センター”SORA”へ行ってきた。【宇宙開発】 - YUJImedia.com
※追記(7月30日夕刻)
(地元・十勝毎日新聞より)
ロケット打ち上げの報道が出た翌日にもさらに状況は二転三転し、30日 PM 4:31に打ち上げを行なったようです。が、しかし、打ち上げから66秒後に期待からの飛行データを受信できなくなり緊急停止、宇宙に到達することなく、海上へ落下したそうです。
初号機なんとか打ち上がったのはいいけど、良くも悪くもプロジェクトX的だったので、そんなドラマティックな事なく淡々と楽にやりたい
— いな (@ina111) 2017年7月31日
無事ロケットは離床して飛んで行きましたが、残念ながら宇宙までは到達できませんでした。しかしながら貴重なデータが取れたのでリベンジして宇宙まで飛ばす日も近いです。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年7月30日
堀江氏をはじめとした関係者一同はこの結果に落胆している様子はなく「いいデータが取れた」と前向きな姿勢を示しています。年内には再度打ち上げ実験を行いたい意向を示していました!
最後までお読み頂きありがとうございました。
これであなたも宇宙飛行士。
■更新履歴
2917年7月29日