SUGI MEDIA

ー旅・人生・シゴトの楽しみ方を追及するブログー

【写真展2015】JICA発足50周年およびウズベキスタンへの協力開始15周年記念イベントに参加してきた

アッサローム・アライクン、YUJI(@wish_yama)です。

10月23日から11月2日までの10日間開催される、

「JICA発足50周年およびウズベキスタンへの協力開始15周年記念イベント」

へサポートメンバーとして参加した。

続きを以下よりお読みください!

 

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151026202842j:plain

 

 

イベント1日目

下準備

会場は在ウズベキスタン「平山郁夫キャラバンサライ」

今回の企画は25年度3 次隊が中心となり運営が進められた。ウズベキスタン在住のJICAボランティアや在留日本人が集結し、10月23日(金)に幕が開かれる。

まずは昼から買出し。イベント中に来場者に振舞うドリンクやお菓子を買うために、会場近くのkarzinka.uz水や食料を購入。

  

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151026203558j:plain

 

そのまま会場へ向かいセッティングを始める。

イベント開始時間は17時30分。時間に余裕をもって準備をはじめる。

  

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151026203820j:plain

(日本語で”ようこそ”)

 

会場内では、これまでウズベキスタンで活動してきたJOCV・SVの写真が飾られている。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027143905j:plain

 

わたしの活動写真も便乗して紹介してみたい。

実際はコック帽のようなものをかぶって活動しています。

なぜコック帽なのか、理由は未だ分からず……

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027144412j:plain

 

17時30分からのオープニングセレモニーでは、有志による”南中ソーラン節”や首都に在住している日本語学習を専攻している大学生による”黒田節”が催される。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027145136j:plain

(練習中の大学生たち)

 

コスプレ姿に萌え……

いやいや!!

無償でイベントに協力してくれる姿に感激!!ちなみに彼女たちの通う大学は首都タシケントの”世界言語大学”で、日本への留学生も多数輩出している。

やや定刻より遅れ、イベント開始。

 

以下、1日目のプログラム 

開会宣言

館長挨拶

在ウズベキスタンJICA事務所挨拶

実行委員長挨拶

南中ソーラン節

ウズベキスタンの民族楽器”ドタール”演奏

童謡”ふるさと”

生け花実演

書道実演

黒田節

恋するフォーチュンクッキーwithUJC(Uzbekistan Japan Center)

 

 

JICAボランティアによる大迫力の書道実演。

描かれた文字は

”感謝Rafmat”と”友好Do'stlik” 

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027151903j:plain

(書道の実演) 

  

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027153014j:plain

(友好と感謝)

 

開会式を皮切りに、会場内はウズベク人来場者で溢れていた。

  

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027153444j:plain

(溢れ変える来場者)

 

来場者に日本の食文化紹介として振舞われた手巻き寿司は、当日の昼からJICAボランティアが総動員し、50本作ったらしい。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027154102j:plain

 (手巻き寿司ー!)

 

寿司をここ半年以上食べていない.…..

そんな気持ちが溢れ、わたしも空いた時間を使ってこんなものを作ってみました。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027154255j:plain

 (美味しそうである)

 

無事に開会式と南中ソーラン節、各種サポートをこなし、1日目を終了する。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027161315j:plain

 

イベント2日目

大盛況の開会式からはじまった今回のイベント。

2日目以降は写真展と各種ブースに分かれて活動紹介や日本文化紹介を行うこととなっている。1日目と同じ建物の別室で各種日本文化の紹介が催される。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027162055j:plain

(受付に並べられたORIGAMI”)

  

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027161659j:plain (書道体験)

 

こちらは書道体験ブース。

実際の”SHODOU”を体験する他、ウズベク人の名前を日本風に改名するパフォーマンスも行われた。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027162414j:plain

(”KIMNO”) 

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027162650j:plain

 (茶道ブース)

 

大好評だった”SADOU”ブース。

JICAボランティアが茶の煎じ方を実演指導し、手作り羊羹とともにいただく。

現地のロシア語通訳ボランティアの協力もあり、参加者たちはみな興味深々だ。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027163344j:plain (健康教育リーフレット)

 

そして健康チェックブース。

わたしも医療隊員として感じるところではあるが、実は、ウズベキスタンでは肥満や潜在的糖尿病患者がかなりいると疑われる。予防医療の啓発も兼ねて、看護師や保健師など医療隊員が血圧や身長・体重、BMIの測定を行う。

 

 

健康チェックのあとにはボランティアが作成した”健康チェックリーフレット”を配布する。ボランティアたちが持つ能力を全て如何なく発揮できる、そんな空間が出来上がっていた。

 

イベント3日目

大人数のボランティアが活動する最終日。

これ以降はキャラバンサライのスタッフの管理のもと主に写真展のみが継続される。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027164628j:plain

(けん玉)

 

わたし自身の活動も一部ご紹介したい。

 

そう”KENDAMA”である

 

何を隠そう(?)わたしは、ウズベキスタンに赴任する直前まで、実家でけん玉の練習をしていたのだ!それを見抜いて(?)の采配にはいたく感服した。

三日間のボランティア活動中で計20時間以上はけん玉に関わることができ、来場ウズベク人約50名にけん玉を通した日本文化を伝えることができたように思う。

   

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027165225j:plain

(ウズベク美女とけん玉野郎)

 

一番衝撃を受けたのは、フェルガナ出身の大学生ファルフ君。

今回はじめて触れたにも関わらず、2日間けん玉ブースに張り付き「もしもしカメよ」を通しでできるまで成長していた。

 

 ーここのブースが一番面白いです。

 

日本語を勉強しているので少しだけ話せるようだ。

そういってもらえるとボランティア冥利に尽きる。その後も彼とはときどきfacebookで連絡を取り合っている。彼には今後とも是非、日本文化を広めていただきたい。

  

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027165856j:plain

 (福笑い)

 

ハイセンスなデザインを目指し”FUKUWARAI”の”R”を鏡文字にしてみた。しかしこれではキリル文字と同じ”ヤ”の発音と同じになってまっている。欲を出しすぎるとこんな失敗にもつながるようだ……

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027170349j:plain

(フリーマーケット)

 

17時に会場が閉まり、片付け・撤収。こうして、

”JICA発足50周年およびウズベキスタンへの協力開始15周年記念イベント”

メインの3日間は大盛況のうちに終了した。

  

そして打ち上げ

今回のイベント開催に際して美術隊員がTシャツをデザインし、皆それを着て活動していた。

 

f:id:sugiyuamayuji19891004:20151027171138j:plain

(こんな感じ)

 

まとめ

まずウズベキスタン全土からボランティアを集結させる先輩隊員たちの人望の厚さに驚いた。皆それぞれ各地で自身の活動があり、イベントにサポートとして参加するには配属先へ休暇手続きをとらなければならない。恒例で行っている活動をいったん休止させるのには幾分手間がかかってしまう。しかしその気を起こさせたのは間違いなく25年度3次隊の先輩隊員たちだ。彼らの人望の厚さ、そして実行力には敬服の意を払わざるを得ない。

特筆すべきは、日本であればまだしもウズベキスタンでこの企画を実行することの難しさだろう。時間におおらかな国民性であるからこそ、今回のような大掛かりなイベントを実施するのは綿密な計画と根回しが必要になってくる。驚くべきはキャラバンサライの館長より「とても面白かった、来年も是非やってほしい」との感想をいただけたこと。現地人にそれだけの気持ちを起こさせたことは、帰国後も日本人に伝えるべきことだ。

最後に日常、言葉や文化の違いからくる活動の滞り・やってみたかったことを全て発散させてくれる場を提供してくれたことに大きな感謝をしたい。ウズベクベースではなく日本ベースで進められたことは文化の違いを伝える大きな足掛かりとなったように思う。

 

今回の経験をどう活かすのか、その責任は帰国直前25年度3次隊の先輩たちではなく、任期を残り1年以上残す我々にかかっているといえる。さぁ、気合を入れなおして今後の活動に取り組んでいきたい。


最後までお読みいただきありがとうございました!

これであなたもウズベク人。