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ー旅・人生・シゴトの楽しみ方を追及するブログー

【コラム】学校を卒業してからやっていた独学法は楽だけど、身に付けるなら小学生のようにコツコツやるのが正解のようだ

いわずもがな、人の記憶力には個人差がある。学生時代に英単語がなかなか覚えられず苦労した人も多いだろう。かくいうわたしも、記憶力に関して人並み以上に悩みは多い。

 

 

 

しかし、語学の習得に単語の暗記は必須であり、避けては通れないところだ。

今回は”単語の覚え方”にフォーカスし、ポイントを7つ紹介していく。

 

 

 

 

 

 

①900単語覚える

何を始めるにも目標は明確であったほうが良い。外国語では覚えている単語の数が多いほどコミュニケーションは円滑で、楽しくなる。日常生活に必要な単語は”900語”と言われている。まずはこれを目標にしてみよう。

 

②読む・聞く・書く・話す

小学生のとき、どのように日本語を覚えただろうか。一字一字ノートに書き取り、単語を覚え、文章にしていく。

ーいつしかその手順を省き、大人たちは見ただけで覚えられるような錯覚に陥っている。言葉を覚えるとき、”読む”・”聞く”・”書く”・”話す”の手順を省いてはならない。

まずはチラシを用意し、10回書いてみよう。

 

③10回発音する

文字を見ただけでインスピレーションが沸き、瞬時に言葉を覚えられる。もちろん、そんな秀才もいるだろう。ここでは、そうではない人を見捨てたりはしない。

新しい、覚えたい言葉を見つけたらまず何はともあれ10回発音してみて欲しい。

そうすると前頭葉の短期記憶中枢が活性化し、一時的に覚えることができる。

 

④思い出す

10回発音した単語は一時的に短期記憶中枢に貯蔵される。それを長期記憶として海馬に保存するためには、何度も思い出すことが必要だ。想起する速度が早くなればなるほど前頭葉は活性化し、新しい言葉を覚えやすくなる。

これが言語学習における”記憶のループ”だ。

 

⑤文章にする

文章にする、といっても決して難しい話ではない。

「私は男だ」

「今日は晴れている」

上記のようなもので構わない。知っている単語同士を組み合わせ、意味の通る文章をたくさん作る。単語同士のつながりを強化し、引き出しやすくするのだ。

 

⑥鉛筆を使う

社会人になり多くの人はボールペンを使うようになったはずである。なぜ小学生のときにあれほど便利なシャープペンが禁止されていたか考えてみて欲しい。

そう、鉛筆で書くと微細な筆圧への気遣いが必要だ。

指先の繊細な動きは、頭頂葉の広範領域で行われる。ここは記憶中枢の前頭葉に近い場所にあるのだ。シャープペンでも一向に構わないが、できることなら単語を書くときには鉛筆を使ってみて欲しい。明確な記憶の変化を自覚できるはずだ。

 

⑦1ヶ月で覚えきる

単語学習には短期学習が有効とされている。半年かけて、1年かけてなど流暢な考えはやめるべきだ。覚えると決めたら1ヶ月で覚えきる。それができなければ語学を学ぼうとするのは諦めたほうがいい。

 

 

以上、単語を覚える7つの方法を紹介した。間違えないでほしいのは、単語を覚えることは語学学習のはじめの一歩である。しかしそれは、これまで全く知らなかった世界を開く、大切な一歩である。単語学習に方法は様々あれど、王道はない。自分に合った方法を模索し、考え続け、編み出していって欲しい。