すべての食べ物に感謝する
タシケントのホームステイ先では、お客さんがとても多い。
一日3~4件程の客人があり、そのたびにご飯を食べる。今日のメニューは「マスタバ」
牛肉でダシをとったスープに米と野菜を入れて食べる、日本でいうリゾットのような料理。
客人と食事を共にするのが最大のおもてなしのようだ。
日本でも「おもてなし」が流行した時期があったが、いささか感覚が違う。
とにかくひっきりなしにご飯を食べ続ける。
食後はイスラム式のごちそう様、「オーミン」をするのだが、そのやり方がなんとも不可思議だ。水をすくうように両手で構え、オパ(お母さん)が2分くらい唱える。
(おそらく、ここにいる全員に神のご加護がありますように、という内容)
唱え終わったあとに構えた手で顔を洗うようにし、「オーミン」と言う。
ここまではイスラム教の家庭ならどこでも行われていると思われるが、その後、談笑が始まり、2分後には再び「オーミン」。
んんっ!?
思わず首を傾げそうになるが、これがここでの通常のやり方なのだ。
そう考え周りに倣う。
しかし2分後もう一度「オーメン」。
頭の中には「?」が浮かぶ。
果たして一度の食事で3回やるのが通常の儀礼なのか。