【マルギラン】ウズベク人の女生徒は、10代でも大人びた顔立ちをしている
週2回通っているロシア語の塾へ活動終わりに向かう。前回から生徒の入れ替わりがあり、全30名程度のうち8割は顔も知らないウズベク女生徒たちだ。教室に入ったとたんに講師より一言「これから外へ散歩に行きませんか?」
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予想だにしないイベントが起こる(計画的でないともいえる)文化にはだいぶ慣れてきた。適宜対応するためには物理的・精神的に自分の体を軽くしておく必要がある。でないとフレキシブルには動けない。先生を含めた30人弱でバス一台を貸し切り、向かう先は隣町マルギランのアトラス工房。マルギランの観光名所として有名なこの工房には一度行ってみたいと思っていたし、良いタイミングだ。わたしも颯爽とバスに乗り込む。
走ること約30分、無事に工房へ到着。バザールで既製品を買うことはできるが、織る行程を見学できるのはフェルガナ地方ではこの工房だけだ。フェルガナ州全域で売られているアトラス生地はこの工房で全て織られた後出荷される。
”ヨドゴリルク シルク プロダクション”
ここに初めてきたがなんとなく近代的な雰囲気を感じさせる。9月にはサマルカンドの紙工房を訪問したが、そこもどちらかというと観光客をターゲットとした店だった。以前の記事を是非チェックしていただきたい。
蚕の繭から一本ずつ紡がれる糸で作られたシルク。そのシルクを丁寧に織り一枚の生地を織る。噂には聞いていたがなんと全て手作業!繭から染色......膨大な時間と労力がかかっている。
その場でシルクを購入することもできるようだが、相手が観光客とわかると店主も商売気質を見せて高めの値段を提示してくるらしい。ウズベク人には安く売ってくれるらしいので、気のおけないウズベクの友人と一緒に行くべきだろう。以前に立ち寄ったバザールでは生地の質により4000~20000スム程度だった。
雨が降ってきたため1時間程度でフェルガナへ戻る。
帰りのバスの中ではまた不思議な光景を目にした。生徒たちが終始歌い続けていたのだ。学校で習うのだろうか、全員が歌いだすその姿はある意味で、活力の有り余る子供たちの統制を取っているようにも見えた。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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