SUGI MEDIA

ー旅・人生・シゴトの楽しみ方を追及するブログー

【イベント】フェルガナの小児施設で開催された啓発イベントのサポートをしてきました。

アッサローム・アライクン、YUJI(@wish_yama)です。

カムチック峠などの山々に囲まれたフェルガナ盆地は、タシケント等に比べて情報が遅く、やや閉鎖的な地域といえますそしてウズベキスタンのなかでも比較的宗教色が強く、イスラム教の戒律を守る人の多い場所です。そんなフェルガナ州フェルガナ市で、イベントが開催されたのでサポートしてきました。

 

 

【(公式版)保健師隊員が執筆しているJICA世界日記】


【理学療法士隊員のfacebookで写真を公開しています】

https://www.facebook.com/kaito.onishi/posts/1281565131888743?pnref=story

 

どうしてフェルガナで開催に至ったのか?

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(フェルガナ市国立児童社会適応センター)

小児系を専門とする理学療法士隊員に配属先へ、日本で発達障害のあるこどもたちに行なっている遊びを使った関わりを紹介、体験する目的で日本から4人のHPS Japan(Hospital Play Specialist:遊び(ホスピタル・プレイ)を用いて小児医療チームの一員として働く、英国生まれの専門職)を招いた。

 

【詳しくは下記Webサイトより】

HPS Japan NPO法人日本ホスピタル・プレイ協会

 

今回招いたうちのひとりは、実は過去にタシケントで活動していた隊員。

数年ぶりに訪れるウズベキスタンを懐かしんでいたようす。

 

概要

■開催日時:2016年10月11日、9:00-15:00

■開催場所:フェルガナ市国立児童社会適応センター

 

当日の進行

おおまかな当日のスケジュールです。

午前中は隊員が中心となって職員を対象としたセミナーを行い、後は入所している子供たちやその母親と遊びを使ったワークショップをする時間でした。

 

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午前の部10:00〜

クバで活動する保健師隊員から、日本の文化紹介。

トークのうまさもあり、現地職員たちのココロを鷲づかみ!

 

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続いて理学療法士隊員のプレゼン。動画を使ったプレゼンに涙を流す現地職員たち。言葉や文化を超えて響くものがあったのでしょう。

 

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HPSの組織や専門性紹介。こちらも職員たちの反応は良好。ウズ語を使うのは数年ぶりと話していたが、ブランクを感じさせない素晴らしいプレゼンでした。

 

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コーカンドで障害児、者支援をする隊員から、ウズベキスタンで作れる遊びの道具を紹介。ウズベキスタンで手に入るモノでも、工夫をすればこんなことが出来るんです。

 

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そしてスイカ体操。みんな楽しんで体操をしてくれたようでした。

 

 

続いて会場を1階へ移し、我々日本人一同からウズベクダンスと日本のソーラン節を披露。練習中のソーラン節では結構うまく踊れていたのに、いざ本番、音源の音量が小さくて焦るわれら。

 

 

お昼ごはん12:00〜13:00

結婚式に招待され、昼ごはんをなぜか市内の結婚式会場でとることに。

ウズあるあるですな。

 

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(結婚式でオーミンするオパたち)

 

 

配属先施設見学

ここフェルガナ市国立児童社会適応センターはウズベキスタン国内でもかなり先進的な小児医療を行っている施設。せっかくなので施設内を見学させてもらったのですが、それはもう、日本にもないような設備が揃っていました。

一部を写真で紹介します。

 

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(プレイルーム) 

 

 

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(手すりがついています)

 

 

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(舌運動の一覧)

 

午後の部13:30〜

日本より招来したHPS4名が中心となって進める、遊びを取り入れたワークショップ。

新しい物好きなウズベク人たちは、普段見慣れない遊びの方法に興味深々。

 

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まとめ

理学療法士隊員とHPSのメンバーが“ウズベキスタンで何かしよう!”と約束したのが、かれこれ1年以上前の話。ついに念願叶い、フェルガナでコラボレーション企画を開催することができたそう。日本国内だけ、ウズベキスタンだけで開催するならまだしも、異国間で実施するのは複雑な打ち合わせや根回しが必要になるのです。

参加してくれた現地職員、子供たちと家族、日本から駆けつけてくれたHPSのメンバー、そして理学療法士隊員。すべての人たちの協力があったからこそ開催できたイベントでした

今回の企画イベントが、今後ウズベキスタンにおける社会福祉、小児医療分野の分岐点となることを願ってやみません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

これであなたもウズベク人。